ECOだより




食のルーツと現代の「歪み」〜細胞のチカラを取り戻す選択〜
日本人の主食、お米。縄文時代から変わらず食べていると思っていませんか?

私たちが食べている「お米」のルーツ
日本人の主食、お米。縄文時代から変わらず食べていると思っていませんか?
実は、縄文時代の野生のイネは、種(お米)ができると自らパラパラと地面に落ちる性質があり、 これを「脱粒性」と言います。しかし、それでは収穫ができません。
そこで私たちの先祖は、長い年月をかけて「実っても落ちない突然変異したイネ」だけを選別し、さらに「寒さに強い種」と「味が良い種」の「掛け合わせ(交配)」を行うことで、今の美味しいお米を作り上げてきました。
これが「品種改良」の始まりであり、私たちが「自然の恵み」だと思っているものの多くは、太古の昔から人の手で原型から変わり続けているのです。

※古代米を再現した探求番組で紹介されておりましたが、味もそっけもなくパサパサでとの評価で、現代のお米は原始の原型をほぼ無くしている状態です。

現代のほぼ全ての農作物は品種改良
(遺伝子の組み合わせを変更)されています。

例えば「バナナ」、野生のものには硬くて大きな種がぎっしり詰まっています。ある時、突然変異で「種のないバナナ」が生まれました。本来なら子孫を残せず一代で絶滅するはずのその個体を、茎を切って植え替える「株分
け(クローン)」という方法で、何千年もの間、その命を無理やり繋ぎ止めてきたのが今のバナナです(ちなみに果肉の黒い点は種の名残です)。
ここれが!昔のバナナ
今のバナナ 黒い点は種の名残
他にも、元々は白や紫色の細い根だった「ニンジン」や、
昔→今 ニンジン
猫じゃらしのような雑草だった「トウモロコシ」
昔→今 トウモロコシ
同じ野草から形を変性させ作り出したのが「キャベツ・ブロッコリー」、野生種のキュウリは苦みが酷く、大根は辛み(激辛)が強く、トマトはただ青臭いだけ、このように現在の食材のほとんどが人間の手による遺伝子改変を経
て今の姿になっています。

自然現象を人為的に制御・操作している「優れた技術?!」
そして現代。科学技術の進歩により、その変化のスピードは劇的に加速しています。放射線を当てたり、本来は交わらない生物の遺伝子を組み合わせたり(遺伝子組み換え)、狙った遺伝子を操作したり(ゲノム編集)…。

これらは、自然現象を人為的に制御・操作しているものであり、ある種不自然で「強引な変化」を強制しているわけです。

〜人類の差し迫った課題〜
上がり、増え続ける温暖化と人口増は止められない・・・

(しかし、ここまで手を加える必要がある理由が地球上の「人口の爆発的な増加」を支えるためでもあります。
200年前の世界人口は約10億人、100年前は約20億人でしたが、現在は約80億人を超えています。

品種改良や遺伝子改変技術のおかげで病気に強い作物ができ、世界的な食糧危機からたくさんの人の命が救われているのも紛れもない事実です。これらの技術は現代社会が生み出した、人類が生きるための素晴らしい知恵であると言えます。

※国産家畜(牛、豚、鶏)のエサ(飼料)は90%以上が、輸入された遺伝子組み換えトウモロコシと大豆です。

私たちは、食べ物を選ぶことができる自由や環境に感謝すると共に、この事実に向き合わなければなりません。
逆を言えば、この技術の恩恵によりこれだけ増えた人口(100年前の4倍!)を支える食糧の安定的な生産を可能にしているのです。





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