いつもECOだよりのご活用ありがとうございます。 これまで健康と環境に関する情報発信をしてまいりましたが、今回より生活にお役立ていただけると思われる内容も発信させていただきます。 災害によりお身内の行方不明や死亡事故、認知機能の低下により本人がどの会社の生命保険に加入していたかの手掛かりが失われた。 そんな事態や悩みを解決する問い合わせ照会制度があります。 家族の契約の有無が分からない場合、これまでは各保険会社に個別に問い合わせる必要がありましたが、新設された照会制度は「生保協会」が加盟全42社に一括して契約を確認する仕組となっています。 本人死亡時の問い合わせの場合、契約があれば保険金の請求が可能であるかを確かめられます。利用できるのは契約者本人の死亡時は相続人と弁護士ら代理人で、判断能力低下時は３親等内の親族や代理人。契約者本人との関係の証明書、認知能力低下時は医師の診断書などを用意し「生保協会」のホームページで手続き後、インターネットか郵送で申請となります。 災害時に限った制度もあります。被災者の行方不明や死亡で保険証券などを確認できない場合に無料で家族が調べられる照会制度です。旧姓を含む複数の契約があったとしても費用は掛かりません。 協会に加盟していない共済や据置保険契約(満期がきても保険会社に預けたままの保険金)などは一括では照会できないので、銀行口座の引き落とし履歴や、年末調整、確定申告の前に郵送されてくる保険料控除証明書を手掛かりに、生命保険の加入の有無を調べることとなります。メモや画像保存もおすすめです。