ECOだより





血管の健康状態は把握できていますか?!

日本人の死亡要因の第1位は言わずと知れた「癌」であり全死亡要因の30%強を占めています。また、第2位の心臓疾患(心筋梗塞や狭心症など  )と第3位の脳疾患(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血など)を合わせると癌と同様に全死亡要因の30%弱となります。


 心臓と脳を併せた血管疾病が癌に匹敵するほどの割合を占めている理由の一つが、その兆候や自覚症状が分からないまま突然血管を詰まらせるためです。

「人は血管と共に老いる」という言葉があるように、身体が老いる要因の一つが「血管の老化」です。血管が老化すると弾力性と柔軟性が失われ血液の通り道である内腔を狭め動脈硬化を促進し硬く破れやすくなります。

以下の表にて血管の老化度チェックをお試し下さい。



血管の老化度セルフチェック




メタボリックシンドロームと高血圧
 現代の飽食過ぎる食習慣や運動不足はメタボリックシンドロームと高血圧症を招き血管疾病の要因となっています。

メタボリックシンドロームとは腹囲や脂質、血圧、空腹時血糖値の4項目中3つ以上が異常値である状態です。

メタボリックシンドローム

内臓脂肪の蓄積は中性脂肪を増加させ、善玉コレステロールを減少するだけでなく、血中の悪玉コレステロールが動脈硬化を起こしやすい状態(超悪玉)にして血管の老化を促進します。肥満、高血圧、高脂血症、糖尿病の4つがそろうと心筋梗塞のリスクが31倍となります。