ECOだより





遺伝子組み換え鮭が作られています!!

農作物に続いて魚まで・・・
ましてや日本人が一番食べている鮭
我が国の年間消費量は約50万トン
(メス象1頭2,500kgとして、200頭分)。
生鮭や塩漬けにして新巻で食べる他
寿司ネタのサーモンやイクラ、鮭弁当、
サケフライ、おにぎりの具、サケフレーク、鮭茶漬けとか・・・
加工品の原料としても使われます。


何年か先には遺伝子組み換えの鮭弁ランチ!?
 日本では既に大豆、トウモロコシ、じゃがいも、トマト、菜種、綿実、甜菜の7作物126品種の遺伝子組み換え輸入作物が流通し気付かぬ内に口にしていますが、現在アメリカでは食用遺伝子組み換え鮭が開発され承認を待つばかりの状態です。この遺伝子組み換え鮭は、食用として人気がある天然のアトランティックサーモンがベースです。

アトランティックサーモンの成長ホルモン遺伝子は水温が低い冬場は成長ホルモンを分泌しませんが、大型のキングサーモンの成長ホルモン遺伝子と水温が低い深海に棲むゲンゲの仲間の調節遺伝子を組み合わせ、卵に注入すると孵化した固体は成長ホルモンを一年中分泌するようになり、成長速度が2倍となり出荷サイズまで成長する期間も約半分になります。(通常は出荷できる大きさになるまでは30ヶ月程かかりますが、16〜18ヶ月に短縮されます)飼育期間が短い分餌代等の経費削減となります。開発メーカーは味は天然の鮭と全く変わらないとしています。

アトランティックサーモンとは
※ アトランティックサーモン
魚の種類の名前。日本名ではタイセイヨウサケといいます。大西洋に限らず幅広い地域で生息しています。養殖され脂ののったサーモンとして寿司ネタや刺身、イクラ丼、フライ他利用範囲の広い魚として流通しています。



遺伝子組み換え鮭は「アクアドバンテージ」と命名され世界デビューも近い!
 FDA(アメリカ食品医薬品局)は成長ホルモンによる人体へのアレルギーの危険性などは野生の鮭と変わらないことや、子孫ができないように処理したうえ陸上のタンクで養殖するので自然界に逃げ出し繁殖する可能性も低いとし、この遺伝子組み換え鮭を安全と評価しており諮問機関の承認も間近となっています。

 天然の漁獲量の減少や、世界中が健康志向で魚を食べればヘルシー体質、寿司はヘルシーフード・・・特に中国は経済的な発展を背景に食へのこだわりから空前の寿司ブームになっています。今後の爆発的ともいえる人口増加に伴う需要拡大に対応できる技術とされますが、組み換え鮭が承認されると豚や牛、養鶏などその他の遺伝子組み換え家畜の商品化と日本への輸入も加速する流れとなります。

 遺伝子組み換え食糧の安全性は、それを摂取する人類の3〜5世代先の子孫(DNA)への影響を確認しなければ安全宣言はできません。飽食の社会情勢を考察すれば必然的に若年世代は水の安全、食の安全、環境問題に対する意識が低くなっています。特に成長期に摂取する水、食が大人になってからの身体の丈夫さを左右します。どうぞ多くの方々に問題提起とともに「素粒水」の価値をお伝えくださいませ。