ECOだより




日本の食糧自給率の実態をご紹介します。

食料を輸入に頼る日本は天候や世界情勢の影響による輸入制限などで食糧不足に!

2022年度(令和4年)の日本の食糧自給率はカロリーベースで38%、生産額ベースで58%になっております。カロリーベースで40%を下回るのは2012年以来続いています。
過去最高の自給率は1985年(39年前)の73%(カロリーベース)でした。

カロリーベース・・・栄養価の熱量(カロリー)を用いた自給率
生産額ベース・・・生産額や輸入額を用いた自給率
重量ベース・・・生産量や輸入量に使われる「重さ」を用いた自給率
※カロリーベースの自給率はカロリーが高い米や小麦、油脂類の影響が大きくなり、生産額ベースは食材の種類による単価の影響が出るので結果として生産額ベースの自給率はカロリーベースより高くなります。


重量ベースでの品目別自給率で()内は飼料自給率も反映させた実数値です。




資料:農林水産省「食糧需給表」

家畜の飼料と病気対策
注目いただきたい点は畜産類を国産としながら飼料のほとんどが輸入に頼っているところです(輸入飼料のほとんどが遺伝子組換品種となっています)。
飼料も輸入92% ( )内の数字は飼料も国産の畜産類の数字です。

飼料の自給率を評価に入れると本当の国産を食べられるのは100人中8人の割合になるわけです。
国産飼料使用のお肉なら安全と思いたいところですが、飼料の安全性確保のための法律で以下の添加物が飼料に混合されています。

品質低下防止用として・・・

防カビ剤3種類、乳化剤5種類、粘結剤5種類、抗酸化剤3種類 。
栄養成分と有効成分として・・・
アミノ酸等18種類、ビタミン34種類、ミネラル41種類、色調強化剤3種類(変色を防ぐ役割)。
栄養成分の保護促進剤として・・・
合成抗菌剤5種類、抗生物質11種類、着香料1種類、呈味料1種類、生菌剤11種類、酵素13種類、有機酸5種類。

家畜も予防接種!!なんと!さらには家畜伝染病予防法にもとづき牛肉、豚肉、鶏肉全てに家畜の伝染病防止のためのワクチン(生ワクチンと不活化ワクチン)の接種と投与が義務付けられております(発病後に接種の場合もあります)。
肉用牛の予防病種・・・ 牛流行熱、イバラキ病、牛伝染性鼻気管支炎、アカバネ病、チュウザン病、牛ウイルス性下痢と粘膜病、牛RSウイルス病、牛アデノウイルス病、その他。
豚用の予防病種・・・ 豚コレラ、日本脳炎、豚パルボウィルス感染症、豚伝染病胃腸炎、豚インフルエンザ、豚ポルデテラ感染症、豚ヘモフィルス感染症、豚大腸菌、豚オーエスキー病、その他。
鶏用の予防病種・・・ ニューカッスル病、鶏痘、マレック病、伝染性気管支炎、伝染性コリーザ、その他。

コロナ渦でワクチン陰謀説が話題になりましたが、現実の食生活で肉類を食べるのは前記の通り間接的に畜産用ワクチンを摂っていることになりますが、間接なら安心安全でしょうか?! いかがですか?


充分薬漬けです!!自然派食材にこだわる消費者の方も認識してましたでしょうか?!




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