ECOだより





有機栽培(オーガニック)=農薬未使用(無農薬)ではありません!誤認されている消費者の方が多いのでは?
現実はJAS規格にて生物網訳を含めた農薬の使用が認められています。21分類約100種類
ドローンで散布!
JASマークJASとはJapan Agricultural Standard、日本農林規格の英訳の略称です。農林物資についての品質の基準と、品質に関する表示の基準を内容とする全国統一の規格です。これを定めているのが「日本農林規格等に関する法律」であり、通称「JAS法」と呼ばれています。

農林水産省HPより
有機栽培農法とは生物の多様性、生物的循環及び土壌の生物活性等、農業生態系の健全性を促進し強化する全体的な生産管理システム。


「有機農産物JAS規格」での有機栽培(オーガニック)の定義は化学的に合成された肥料や農薬を使わないこと、遺伝子組換え技術を利用しないことを基本とした「土壌環境に与える負荷を少なくさせる農業生産方法」とされており」、人体への安全性や健康への効果は一切定義されておりません。

そのため化学的合成はされていないが成分が化学物質に分類される農薬の使用が使用制限(使用量や濃度調整)はあれど有機農産物JAS規格で認められています。

何社もの農薬製造メーカーに問合せをしましたが、どの薬剤も誤飲や誤吸引をすれば致死や健康被害を招く危険性があるとのことでした。

また微生物や糸状菌、天敵昆虫を利用した人畜には無害とされている生物農薬も体質や感受性によってアレルギーを招くリスクもあるとのことでした。
昆虫食・食用コオロギにも抵抗を感じます。

実は有機栽培(オーガニック)をヘルシー食材と風評誤認させられて農薬を積極的に摂取している状態であるのではと疑念を抱いてしまいます。日本人の三大成人疾患やアレルギーが減少しない要因になっている可能性も否定できません。実際に農薬(殺菌殺虫剤)を散布している様子を見てしまったら平気では食べられなくなると思います。

複数の農薬使用時の複合毒性試験は食品添加物と同じく具体的にはおこなわれておりません。

ちなみに自然農法は農薬も肥料も使用しない農産物の栽培方法です。
無農薬で作った農産物でも見えない病原菌が付着していれば安全とはいえません。
無農薬栽培は第三者の認定制度がないので「無農薬」と表示すること自体が禁止となっています(農薬未使用の表示は可です)。

農薬未使用での農業体験をされた方は無農薬では害虫被害が大変で、安全で美味しい野菜には直ぐに沢山の虫が食べにやってくるとのことでした。

そうなるとJAS法で定める農薬使用制限の有害動植物の自然防除ができない場合には農薬の使用を認めるとした定義は机上論で体裁ということになります。

英国食品基準庁(FSA)は科学的検証のもと通常農法による食品と比較してオーガニック(有機認証)生産されたものに栄養学的優位性は認められないと既に結論付けています。
ニュージーランド食品基準庁(NZFSA)はオーガニック製品が普通の製品より安全性の上でも栄養価や健康効果についても優れているという科学的根拠はなく、オーガニック製品に対する消費者の認識と科学的根拠の間には大きな隔たりがあり、付加価値農産物、製品として販売者側の経済的メリットが優先されていると評価しています。

JAS法で定められたオーガニック(有機栽培)製品は「農産物」「加工食品」「畜産物」「飼料」のみであり、化粧品や衣料品、日用品にはオーガニックの法的基準が存在しません。

製品へ直接表示せず「宣伝」として「有機」や「オーガニック」を謳った際の法規制がないため市場には紛い物の自称オーガニックの製品が溢れている事実もご認識ください。

※農薬未使用となるとリンゴとモモでは商品価値のある収穫物は皆無、キャベツは7割減、水稲は最大4割減となる統計データがあり、農薬がなければ産業として成立しないのが現実です。どんな農産物であっても全ての生産者さんに大感謝です!!




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